ロジャナ工業団地の、木村ゼネラルマネジャー、尾羽根マネージャーにロジャナ工業団地の各拠点をご紹介いただく本企画。第3回目となる今回は、ロジャナ・ラヨン1、2工業団地、ロジャナ・チョンブリ工業団地について説明、解説をいただきます。
EEC政策で競争力増すロジャナ・ラヨン工業団地!シラチャからも通勤圏内
■本日もよろしくお願いいたします。今回はロジャナ・ラヨン工業団地1と2、そしてロジャナ・チョンブリ工業団地について紹介させていただきます。最初に、ラヨン工業団地についてお聞かせください。
木村:ラヨン県にはラヨン1(バンカイ)とラヨン2(プルアックデーン)の2ヶ所の工業団地がございます。どちらも東部の主要な工業団地にほど近く、ラヨン1からレムチャバン港までは約65㎞、ラヨン2からは50㎞圏内。マプタプット港へは双方ともに約30㎞となります。
尾羽根:おかげさまで、ラヨン1の方は、ほぼ完売となっております。ラヨン2の方はまだレイアウトの良い用地もありますが、ありがたいことに問い合わせが増えつつあります。レムチャバン港まで1時間、平均海抜70mという立地条件に加え、東部経済回廊(Eastern Economic Corridor:EEC)政策による交通インフラ整備が進み、競争力のある工業団地となることを見据えてではないでしょうか。
◆住環境についてはいかがでしょう?
木村:いずれの工業団地もシラチャから通勤圏内となっており、そこには日系飲食店が多く入居するショッピングモール「J-PARK」や「イオンシラチャショッピングセンター」があり、また、日本人学校も開校しておりますので、日本人が快適に暮らしやすい住環境が整っています。
◆東部経済回廊(EEC)のインフラ整備、観光開発などの投資総額は2017年~22年までで、約1兆7,000億バーツと言われています。すでに、大規模な開発・整備が進められており、今が頃合いと言えるかもしれませんね。
続きまして、同地域にありますロジャナ・チョンブリ工業団地についてお聞かせいただけますか。
主要幹線道路に直結!アクセス抜群のロジャナ・チョンブリ工業団地
尾羽根:ロジャナ・チョンブリ工業団地は2015年に造成がスタートした、比較的に新しい工業団地です。何と言っても主要幹線道路、ロジスティクスの大動脈と言える国道331号沿いに直結していることが最大の魅力です。平均海抜は100mで洪水の心配もなく、さらにシラチャ市内から20㎞、レムチャバン港からは30㎞と、立地条件は抜群と言えます。
木村:331号は拡幅工事が進められており、利便性はさらに高まっています。そのせいもあってか、フェーズ1は8、9割が完売し残り僅かとなっています。こうした状況を踏まえて、現在はフェーズ2の開発を進めている最中です。
ロジャナ・ラヨン1、2およびロジャナ・チョンブリ工業団地ともに「東洋のデトロイト」と言われる自動車産業の集積地にほど近く、自動車関連のサプライヤー様には特におすすめです。
◆お二人とも、本日もありがとうございました。
次回は、ここ数年で問い合わせが急増しているというロジャナ・レムチャバン工業団地について解説いただきます。
ロジャナ工業団地
木村 洋一(きむら よういち)
1985年入社(当時の伊藤萬)。2006~10年にかけて旧住金物産のタイ現地法人社長として駐在。長く、機械鉄鋼、鉄鋼原料、石油、繊維などの貿易業務に携わる。2016年1月に、ロジャナ工業団地の営業統括部長として着任。土地の販売を担当。
尾羽根 拓(おばね ひらく)
2004年に航空会社に入社し、マーケティング企画を担当。中央省庁に出向し、訪日中国人に対して広告宣伝のプロモーションを手掛ける。2011年に日鉄住金物産に転職。2014年にロジャナ工業団地のマネージャーとしてタイに赴任。